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梁Hの秘密 [クマバチ日記]

20100718091326.jpg 昨日あの紅白クマバチを、今までではいちばん遠い・33kmの地点で放してきました。もちろんそのために遠出したわけではなく、他の用事で出かけた場所です。適当な公園などがなく、たまたま見つけたコミセンのような施設のフェンスに花がのぞいていたのでそこで次々に空き瓶のフタを開けることになったのですが、どうもアヤシイ人間に見られそうで・・ちょっとアセりました。地域の方、ごめんなさい。
 羽化したばかりのハチたちでしょうし、これはもう絶対帰ってこれないと思います。しばらくそのあたりをブンブン飛んでいたのでゆっくり写真を撮ってきたのですが・・そういうことをしているからよけいアヤシさが増すのですね。


 さておととい発見した梁Hの新しい穴・・これの特筆すべき点は、まずその場所の高さです。今までのAからGの梁もじゅうぶん高いところにあるのですが、このHはそれらよりさらに高い位置なのです。下の図・写真をご覧ください。

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 ハシゴの高さが116cm・身長162cmのR工房が上に手をのばしてやっと届くところに梁Hの穴がありますので、ゆうに3m以上の高さがあります。作業に(いやいや)慣れてきたとはいえ、けっこうコワイです。そのうえ・・昨日帰宅してからさっそくその穴の一匹を捕獲したのですが、その際に回収したビニル袋からさなぎの殻を新たに8個も発見してしまったのです・・! あぁ・・あのキケンな思いをまだ最低7回はしなくてはいけないなんて・・Hのクマバチを捕まえる時はとにかく血圧がすでに上がっている時間であるのを望みます・・ふらついてハシゴから落ちたら骨折するかもしれません・・いやそれだけではすまないかも。

 またさらに重要なことは、梁Hの素性です。

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 上の写真、青線の先にある多少明るい色の木材が・その先がBの穴に続く梁Bで、赤線の木材が今回の梁Hになります。仕掛けてあるのはH用のビニル袋です。
 いかがでしょう、これでおわかりになりますでしょうか、今までクマバチを捕らえてきた梁というのは、すべて屋根本体の梁から新たに取り付けた・トタンを支えるための木材だったのですが・・梁Hはその屋根本体の梁なのです!! 古くはあるけれど、固い木材だから巣は作っていないだろうと過信していた自分が甘かった・・しかもそこに8匹・・こ、これは何としてもそのすべてを駆逐する必要があるのです。。


 昨日はE-3(オス)・A-6(オス)・H-1(メス)・E-4(オス)の4匹、今日はA-7(オス)の1匹計5匹を捕獲しています。AやBの穴などはもう全部出たのではないかと期待するのに、Bに新たに仕掛けたビニル袋にはフンがしてあってまだ在籍しているのが判明するのです。梅雨が終わってさらに暑さがパワーアップした台所で、つくりものに必要な素材等をどんどん持ち込んで籠城の支度に余念のないR工房です。

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☆あのクマバチたちが、こんなに美しい写真で! ☆ [クマバチ日記]

 たまたまうちの場合はクマバチにかじられているのでいけないのですが、クマバチというのはとっても美しい昆虫なのです。被害を報告するだけではなく・クマバチの魅力もともにお伝えできたら・・でもどうしたらいいんだろ、と思いつつ昨日も何も書けないままでしたが、

 さきほど動物・植物・自然の写真がいつもすばらしいアニマルボイス様のブログにお邪魔したら、なんとこのR工房のハチ騒動のことを記事にしていただいていて、それだけでも充分ありがたくそしてはずかしくあったのですが、そのうえあのクマバチたちの鮮明できれいなお写真が! アップされていたのです。

 そしてそれを拝見したとたん、自分のブログでなぜクマバチの魅力をお伝えできないだろうコトの答が見つかりました。写真が・・写真があまりにも不鮮明で拙く、いつも身近に直接見ている自分はともかく、これでは皆さまに説得力があるはずもないことがよくわかったのでした。

 これがほんとうの「百聞は一見にしかず」、下の記事リンクからすぐ、すぐにあのクマバチたちのきれいな写真をご覧になってください。まさにこれこそ一眼レフ写真、昆虫写真というものなのだ・・という感動と、これで皆さまも(虫がお嫌いでない方なら)これからはR工房とともにクマバチたちの魅力を分かちあっていただけると確信するのであります。

 アニマルボイス様のブログ「アニマルボイス Animal Voice」
   「クマバチの♂と♀の見分け方」 ←こちらから


追伸:そしてなぜ急にこのブログのアクセス数が上がったのだろう・・という疑問も解決されたのです。あのようにきれいな写真の方からこちらにお越しいただいたのに、さぞかしご落胆のことと思われますが・どうぞこちらでも図鑑には載っていないクマバチたちの様子をお楽しみください・・ほんとうは「猫」ブログなんですけれども。

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ニューバージョン・紅白クマバチ [クマバチ日記]

 今日はそんなにたいしたことはありませんでした。梅雨があけて、D-3(オス)・B-5(メス)・A-4(オス)・B-6(オス)・A-5(メス)と5匹を捕獲し、また瓶が足りなくなったのでB-6とA-5をお見合いさせて、カジカジ音が聞こえるので探したら空の穴だと思ってた梁Hの中から大量にオガクズが落ちてきて少なくとも2匹はいるのをこの目で確認して、もうポスカ(水性マーカー)で今までにマーキングに使っていない色がなくなってしまったのでこれからは2色塗ることにしてはじめは白・赤に決めたらめちゃくちゃ目立つクマバチになってしまいました・・とまぁざっとこんなところです。ふーっとタメイキ。。


 昆虫は人間などよりずっと気候の変動に敏感でしょうから、「梅雨が終わった!」と敏感に察知し「さぁ外に行ってミツを吸おう! 縄張りを作ろう! 」と一斉に動き出すモードに入ったのかも知れません。そうであるならそれはこちらにも好都合で、もう少しがんばってとにかく今梁の中にいるクマバチたちを一掃し、その後もうこちらに巣作りできないようにする作戦を画策中なのですが・・

 カジカジっと元気に活躍中の新しい穴を発見してしまい、つめてあった綿を取り去ると・大量にオガクズがザーッと出てきました。ワナ用のビニル袋をセットすると、見る見る間にオガクズがたまっていきます。キレイ好きなクマバチが熱心に巣の外にオガクズをかき出す様を動画に撮りましたので、どうぞご覧ください。最初の方、よーく見ると左右から2匹のクマバチがそれぞれ掃除をしているのがわかります。


羽化したクマバチが巣の中のオガクズを外にかき出す姿 posted by (C)R工房

 この穴のある梁Hは・実は今までと違うある重大な意味を持っているのですが・・また長くなってしまいそうなので今回はやめます。かわりにといってはナンですが、このところすっかりブログの主人公の座を乗っ取られてしまっているるりの今日の写真をアップします。本猫はそうフテテいる様子もなく・毎日暑くてだらーっとのびきっています。午後になるとケージのこの中段が外からの風で心地よいらしくお気に入りです。クマバチ捕りに血眼になっているR工房のジャマをしないよう気遣ってくれている・・というのではなく、とにかく暑い時はあまりかまわれたくない、そんな猫の習性であります。

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 ああ、るり・・「そういえばハチブログになりかけた時があったね・・」と思い出して笑える日が早くやって来て欲しい・・夏の暑さはいよいよこれからです。


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お見合いは大失敗 [クマバチ日記]

 今朝新しく捕獲したD-2もオスでした。やはり縄張りの確保に行きたいのでしょう。ワナのビニル袋に落ちて戻れない状況のところを捕獲するわけですが、今日Aの袋に見つけた一匹はR工房がはしごを登ろうともたもたしてる間に、穴の中に戻ってしまいました。そういう知恵があるのもいるのです。

 それまでに4個空き瓶を使ってしまっていたので、D-2を入れる瓶がなくなってしまいました。その時です「ちょっと2匹一緒に入れてみようか・・それもメスと。」・・と、いきなり【お見合い作戦開始】のはこびとなりました。
 前に同じ瓶に2匹入れてみたことがありましたが、それは同じ梁に居た同士だったので・双方何事もなく過ごしていたのです。

 花嫁候補に選ばれたのは、もちろん違う梁の・E-2です。あのハチミツをガツガツと食べた、わりと大きめなメスです。先に瓶に入れて待っていてもらいます。

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 そしてオスD-2を入れてみます。そしたらこんな騒ぎになってしまいました。


お見合いの席であわてふためくオスのクマバチ posted by (C)R工房

 左で、見ているこちらになにか必死に訴えかけているのがオスの方です。「こ・これはちょっとだめかもしれない・・」と仲人をあきらめかけましたが、もう少し様子を見ることにしました。そのうちオスも疲れたのかバタつくのをやめ、双方意識していないみたいでしたが・・、

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 今度は左がメスです。メスの方が急にオスに気づいて、意識して観察しだしたみたいです。

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 そのまま触覚がふれあう距離に・・! お・これはひょっとするかも・・☆

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 見ていると、この近寄った時になんらかのコンタクトはとっていたと思うのです。でも残念なことにそれ以上の進展はなく、後は瓶の中の思い思いの場所で過ごし始めました。うーん何が気に入らなかったのでしょう、そりゃそんなにうまくはいかないか、と大失敗に終わったお見合い作戦だったのでした。

 もしこのカップリングが成功していたら、このクマバチ夫婦と適当な古木(しいたけのほだ木のような)を【クマバチ飼育セット】としてどなたか欲しい方にお安く譲ってあげようかとか・・思ってました(^^ゞ ほら、鈴虫とかカブトムシなんかはつがいで売ってますよね、巣にする材料は片面がアクリルガラス張りとかになっているとなお観察しやすくていいかな・・ってそこまで考えてたのに。


 お見合いの失敗でクマバチ一攫千金はさっさとあきらめて、今日は5匹に緑色のマーキングをして13.5km離れた公園に放してきました。

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 もっといっぱい花が咲いているところがよかったのに、この黄色い花は・あんまりお気に入りではなかったみたいです。すごく良い天気だったのにこの一時間ほど後にものすごい雷雨になりました。ちゃんと雨宿りできてたらいいですが、羽化したての成虫だったならもう前の巣のことはきれいさっぱり忘れて新天地で暮らしていってほしいです。

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 ・・ちょっと緑の色が鮮やかに付きすぎました。「新種発見!!」とかのニュースになりませんように・・。

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すみませんっオスをつかまえました!! [クマバチ日記]

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 昨日あんな記事を書いておきながら、今日梁Bの袋に落ちてきて捕まえた一匹が、間違いなくオスでした! ここに訂正してお詫び申しあげます・・ちゃんといたんだ!
 例によって不鮮明な写真ではありますが、目と目の間にしっかり黄色の紋が! そっかーそうですよね、同じ巣の中にメスしか産まないなんてヘンですし、もし・もし、一昨日の記事の最後に書きました【母クマバチは8月頃にまた子育てを始め・・】というのがほんとうなのでしたら、それはオスならもう外に出て縄張りを確保したいでしょうし、メスも見つけに行きたいでしょうなぁ・・それをジャマするような野暮なことがしたいわけでなく、ただただ他所の場所でしてもらいたい!! と切望しています。


 そして今日は、この一連のクマバチ騒動につきまして・専門家の立場からご覧いただいている森林インストラクターの永井様 から、クマバチ・ひいては昆虫の真髄に迫るコメントをいただきましたので、皆さまにもご覧いただきたく、こちらに転載させていただきます。

◇◇◇

母バチは、巣にとどまっているのでしょうか。私は、母バチこそ、もう巣と縁を切っているのではないかと思うのですがいかがでしょう。

あと、羽化成虫は全数チェックされたのでしょうか。もし取り逃がしたものもありえるのなら、巣に居着いているのがメスだけということも考えられますね。

それと、羽化成虫は完全に大人です。一部の昆虫では後熟といって羽化後あるていどエサを取らないと生殖行為ができないものもいますが、昆虫は外骨格な生き物なので、少なくとも、すべての昆虫は成虫になったあと大きさは1mmも大きくなりません。

エサをやっているのは、鳥などの雛のように理解されているのかなと思うのですが、奴らは大人ですよ、自活させてやればと思います。

世間一般に、成虫の誕生が昆虫の誕生のように誤解されているフシがありますが、多くの昆虫では成虫というのは生殖モードであるという理解がいちばんあたっていると思います。成虫が完全系、オトナだと理解するよりも、昆虫とは幼虫が本来の姿であって、生殖時期に「成虫」という状態になるのだと理解すれば、セミやウスバカゲロウなどはその生活環が理解しやすいでしょう。

クマバチでは、成虫の時期がかなり長期に及ぶので、あまりそんな感じではないですが、それでも、成虫となってしまった以上、「コドモ」ではないということは確かだと思います。

◇◇◇


 このご説明を拝読して、羽化した彼らをオトナとして扱えばいいということがわかってひと安心したのです。何しろ巣穴から出ようとしないものだから・もともと「全員円満完全退去」を求めているR工房としては【新成虫】か【コドモ】どちらとして扱うべきなのか困っていたからです。たしかに今日のオスなどはどこに放しても立派に生きていけそうな元気さです。戻ってきてしまっては困るけれど、皆早く巣立ちして立ち去ってほしい・・と他の誰よりもいちばん力強く願っています。

 生き物(時にはMacとかも)をなんでも擬人化して感情移入するのはR工房の悪いクセのひとつですが、今回のクマバチに関しては・きっとあれがいけないのです・・ずいぶん前に住んでいた奈良の家の玄関先に、ツバメが巣を作ったことがありました。経験のある方にはわかっていただけることですが、あれはなかなかタイヘンなのです。巣の下はフンで汚れるのでその対策・下を通り抜ける時は最新の注意・猫がじーっと見つめていたら追い払って・ヘビがしのびよらないようチェック、ヒナが孵ったら孵ったで朝も早くからヒナたちのじゅーじゅーエサを求める声が終日続き、「あっまたあのコがエサをもらってない」とやきもきさせられるのでした。

 それでも巣の下の地面から半分に割れた小さな卵の殻を見つけたり、ある日とつぜん巣の中に誰もいなくなっていてふと見上げると前の電線に巣立ったヒナたちが親鳥に挟まれてずらーっと一列に並んでいるのを発見し、「あぁ・・よかったね・・」と心の底から感動したものでした。

 いえ、べつに、クマバチたちにずらっと並んで挨拶をしてほしいと言ってるわけではないのですが、その「ツバメたちを見守る感覚」に近い感情でいるのはたしかですねぇ・・これで、

  家さえかじらなければ。


 ちょっとこちらが長くなってしまいましたので、コメントへのお返事は コメント欄 へ、「クマバチの魅力」はまた次回にいたします。今日はずいぶん検定1・2級の真髄まで迫ることができましたね、それではまた明日。 〜なんてフレーズでいつも終わる受験用ラジオ講座とか昔々聴いたなぁ。。

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クマバチはメスばっかり? [クマバチ日記]

 クマバチのオス・メスの判別の仕方を、こちらのサイトで教わりました。Weblio「クマバチ」です。

 オスの頭部には淡黄色の三角紋があるが,メスにはない。

20100714180628.jpg・・が正解でした。それなのにごめんなさい、けっきょくのところB-3がオスであるかどうか・・というのが、よくわからないのです。一生懸命目を凝らして観察するのですが、Weblioの画像のような・鮮明な「三角紋」といえるのかどうか・・どうもあいまいです。写真を撮るのも、このB-3は元気がよくてやたら動き回るので左の写真が精一杯でした。期待をもたせてしまってすみません・・。
 R工房がなぜ「オスだっ!」と大騒ぎしたかといいますと、このオス・メス判別法を覚えて以来・捕獲する個体をちゃんとチェックしていたのです。ところがところが、今まで捕獲した成虫はことごとくメスだったのです・・! だからB-3にはつい色めき立ってしまったのですが・・ちょっと今までのとは違って見えたので・・。でもめぐり逢った全個体がメスというのも、ヘンだと思われませんか? 悩んでいます。


weblio.jpg
クリックで大きくご覧いただけます

 このWeblio辞書というのはとても便利で、今日はそこからリンクの「森林生物図鑑」というサイトにジャンプしてみました。いろいろな図鑑があるのだなぁ・・と感心しながら見ていて、ある一点に目が集中しました。なんと!「森林生物図鑑のアクセスランキング(上黄色○部分)」に、あの「クマバチ」が堂々一位になっているではありませんかっ! あーびっくり、そういえばここんとこ毎日何回もWeblioの方にアクセスしてるもんなぁ・・きっと「森林生物図鑑」の方も、「なんでクマバチが・・?」と不思議に思っていらっしゃるかもしれません。

 今知りたいのは、雨の日のクマバチの活動についてです。雨がちのこの頃、梁の中もしーんと静まり返っています。雨の日に飛び回ってミツを吸うのもたいへんでしょうから、もし本来の親クマバチがいたとしても・雨の日は皆巣の中でかたまってじっとしているのでしょうか。R工房も羽化したばかりの成虫を雨の日にどこか遠くに放しにいくのもかわいそうなので、晴れるのを待っているのです。さいわいここ大阪はこの週末にも梅雨明けになりそうです。

 そこでさらに気になるのが・クマバチがどの程度エサがなくて大丈夫なのか、ということです。梁の中にいるのももちろんですが、瓶の中に捕獲しているクマバチもお腹がすいてるだろう心配するものの、自然界でも雨が続けば籠城するのであればすこしの空腹状態には耐えられるのでは、と思ったり・・このあたりもなかなか図鑑には記述がなく困っているのです。

20100714194905.jpg 放しにいけるまでに弱ってしまってもかわいそうと思いまして、夕方に瓶の3匹の顔の前に直接ハチミツのチューブを近づけてみました。すると・・E-2の1匹だけがチューブの先端から出ているハチミツを吸い始めました! なんか・・ちょっと感動してしまいましたね・・梁Eの連中は・以前E-1も最初からハチミツをガツガツと吸っていましたし、他の梁より羽化してかなり日時がたっていてよりお腹がすいているのかもしれません。他の2匹はやはり受け付けませんでしたが・・明日もう一度試してみようと思います。


 ・・ふと気がつけば、給食オバサンからさらに「クマバチの乳母」となり下がっててしまった自分を発見・・今日のように一日雨の日くらいはクマバチから解放されるはずだったのに(T.T)・・しかたありません、次回の記事は「クマバチの魅力」について・皆さまにもお付き合いしていただきましょう。

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今日は『クマバチ宿題』があります [クマバチ日記]

20100713153433.jpg 毎日クマバチのことばかりでなくって、早くるりに戻ろうと思うのにクマバチの方が放っておいてくれなくて困ります。しかたないので『台所でクマバチを見守り見張りながらつくりものをする作戦』を開始して、せっかく扉をしめることに成功したライティング・デスクを開きその上でビーズ手芸をはじめることにしました。今日は用具を工房から運ぶだけで終わってしまいましたが・・ここはるりも闊歩しているので少し心配です。
 そして写真・・瓶がひとつ増えていますね、Bの梁付近を外から飛んできたと思われる一匹を新たに捕獲しています。マーキングはありません。このB-3の可能性として、

 ①ワナのビニル袋のほんのわずかな隙間から外に逃げ出した
 ②まだマーキングする前に放した成虫が今戻ってきた
 ③ぜんぜん関係ない成虫がたまたま近寄ってきた

・・のどれにあたるのでしょうか、大きさはそれほどではないのにやたら元気なこのB-3、もしかして・もしかしてR工房がはじめて認識できたオスかもしれません。さあここで問題です、今までこのクマバチ日記の中で、オス・メスを見分ける記述のあるサイトを紹介していました。クマバチのどこでそれが判別できるかどうか、というのが今日の宿題です。これはレベル的にはクマバチ検定3級の問題です。明日明るい写真が撮れたら解答をアップしますね。


 それにしてもこんなにひとつの生物について興味を持って調べる・・ことなどめったにないことですが、図鑑などのとおりいっぺんの説明ではわからないことって数あるのだなぁ・・と知りました。たとえばこのクマバチはどの解説にも【単独性】と記載してあります。大きな巣を作って集団で暮らす【社会性】ハチやアリに対して、いっぴきオオカミ的な印象を受けませんか? そんなクマバチなのに、今一本ずつの梁の中では兄弟姉妹仲むつまじく暮らしているようなのです。この写真を見てください。

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 Eの梁にビニル袋のワナをセットしていた時のことです。袋ごしなのでぼけて見えますが、穴の中・両側からR工房の様子を見張っていた2匹の姿がしっかり確認できます。この写真から梁の中で複数の個体が共同生活していることと・また梁の中の空間が穴の両側にしっかりと広がっているのがわかりましたね、これは問題集にはのっていませんので・ちゃんとアンダーラインをひいておいてください。検定問題に出るかもしれません。


 もしかしてオスかもしれない今日のB-3の飛来・・それはR工房にさらなる暗雲をもたらしました・・それはクマバチの生態サイトで見かけた【母クマバチは8月頃にまた子育てを始め、2度目の子どもは10月になる前には羽化する】【年2化し】という記述による疑念です・・この1級レベルにせまる大問題にどう対処する???


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クマバチにハチミツ・・なんかおかしいな?? [クマバチ日記]

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 ここ数日の梁の様子です。今回は前よりうまく写真がつなげましたでしょう、外側の梁AからEまでの5本のそれぞれにクマバチがいるのを確認しています。今日ははじめてDのビニル袋に一匹落ちているのを・次にEの袋からも一匹、計2匹を捕獲しています。

【今日のダイジェスト(大相撲みたいですね。。)】
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(写真左)梁Aの中から外をうかがうクマバチ。しょっちゅう見かけるので、これはかなり日齢がすすんでいるのかもしれません。早く出てこい・・。
(写真中)今日捕獲したE-2の瓶の中に、あらかじめハチミツをたらしておいたら、しばらくして気がついてちゅーちゅー吸い出しました。
(写真右)梁Dの穴に新しくビニル袋をセットする際に、穴のヘリにドイツハチミツを塗りつけておきました。すると・・! しばらくすると中の一匹が身を乗り出してハチミツを吸っているのを確認です。

 やっばりみんなお腹がすいているのです・・ハチミツをうまく利用してなんとかビニル袋の中に次々と出てくるような工夫ができないかしら・・と午後中頭を悩ませていました。・・が、なんかおかしい? 本来はミツバチたちが集めてくるミツを人間様がごっそりいただいているんではなかったでしたっけ、ああもう、すっかりクマバチの給食オバサンと化している自分に気がついてやんなっちゃいました。

 しかもDの袋からは、新たにさなぎの殻を3個発見・・これで推定最少個体数(中で羽化したこども世代)は16匹、うち捕獲は6匹になります。ほんとに後10匹ならいいけど・・自分もちょっとハチミツなどなめて英気を養った方がいいかもしれません。。


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クマバチ検定2級にチャレンジ [クマバチ日記]

 今日は朝から雨で、雨の日はクマバチの活動が見られないことが今までの経験でわかっております。たぶん昨日のクマバチたちも雨の中帰還することもあるまいと、予感とはうらはらに久々にクマバチから解放された休日をおくることができました。ながらく一緒にクマバチにお付き合いいただいている皆さまにはおわかりいただけることと思いますが、このたびクマバチの第二世代と向き合うことになって、いったいR工房はどうしたもんか・・と迷い、考えあぐねているところです。

 といってもとにかく願いはただひとつ、

 すべてのクマバチに、円満にどこかに移住していただく

・・ということしかありません。なのに今日もワナのビニル袋に新たなさなぎの殻が落ちているなど推定個体数は増えていくばかり、先が思いやられるのであります。

 それにしてもここ1ヶ月ばかりの間に、ほんとうにクマバチに詳しくなりました。このまったくの想定外の展開に・それでもまだこのように学べることがあるなど人生はわからないものです。自分が思うに、一緒にこのブログをご覧いただいた皆さまも自分も・とっくにクマバチ検定(もしあれば)3級には楽勝で合格できるレベルではないかと確信しています。そして今日はそこからさらにレベルアップ、クマバチの卵にせまってみましょう。

 R工房がクマバチについていろいろなサイトで調べる中でいちばん驚いたことは、クマバチの卵の大きさについての記述です。多少の差はありますが、おおむねその卵の大きさは12〜15ミリというのです! 最初は1.5ミリの間違いではないかと・・でも何度読んでも15ミリなのです。

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 卵は個室の中で孵化するので、R工房は見たことがありません。が、クマバチがいかに大きいといってもその胴体の幅はどう見ても10〜12ミリといったところです。それを時には8個も産むなんて・・どういう自然の仕組みなのでしょう、写真左の色とりどりのビー玉がちょうど直径15ミリです。クマバチの卵は、昆虫の中でも最大級らしいです。

 いかがですか☆とてもためになりましたでしょう、R工房の観察日記は小学校の夏休みの自由研究レベルですが、もし今昆虫の方面で卒論の研究対象をお探しの方がいらっしゃいましたら、いつでも格安で梁の取り外し・譲渡に応じさせていただきますのでご一報ください・・クマバチはまだまだ神秘にあふれていそうです。。

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元気な姿に、ちょっとだけイヤな予感が。。。 [クマバチ日記]

20100710100253.jpg 朝からなかなか天気がよいので、捕獲したクマバチを放しにいけそうです。もう一度だけ、と昨日とうとうハチミツを口にしなかったA-2の瓶の中に(サクラ印の)ハチミツをたらしてやりました・・と・なんとチューチュー吸い出すではありませんか! よかったーやっぱり空腹には勝てなかったのね、これで体力つけて遠く離れた地でもがんばって暮らしていってくれるかもしれません。左の写真はちょっとわかりにくいですが、ミツを吸う姿を下から撮ったものです。

 ほっとして今回は赤色のマーキングをすることにします・・これもポスカの色数がだんだん減ってきて、このままいくと新しい色を補充しなくてはいけないかもしれません・・ところがその間になんとAの梁に近寄っていた外から来た一匹(A-3)をまた捕獲・・これは、いったいどの世代なのでしょう・また中のこども達との関係は??と深く悩みながら・でも放しに行く前でよかったーとこれもマーキングします。外から飛んできたので元気、ちなみにハチミツには見向きもしませんでした。

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「ママー今日は3匹なのね。」by るり・左からE-1、A-2、A-3



20100710152944.jpg 今日は家から16kmほど離れた公園でクマバチ3匹を放してきました・・もちろん周囲にこども達(人間の)がいないことは確認しています・・温厚だと自分は知っているけれど、なにしろ音がコワイので・・花の近くで瓶のフタを取りました。
 今までのクマバチなら、フタを開けてもちょっとの間は中でぼーっとしていて「逃げてもいいのだ」とわからないようで、しかたないので瓶を振ったりして出て行くのを促していたのです。花の上にとまらせてやったりもして・なかなか動き出さないのでゆっくりお別れの写真を撮る余裕があるほどだったのですが・・
 今日は何か違いました。3匹が3匹ともフタを開けた瞬間晴れた青空に向かって高く飛びだしていき、花には目もくれずどこかへ行ってしまいました・・カメラに残ったのは花だけです。見ていると中の一匹がなんとなく円を描いてからある方向へ飛び去ったような・・とてもいやな気がしてしまいました。

「まさか・・一目散に家に向かってないよね???」

 オスのクマバチは、瞬間最高飛行速度時速50〜60km、とどこかのサイトで見た覚えがあったのです。そこから続けて出かける予定だったR工房、

「もしかして自分より先に家に帰ったりしてて・・」

と・・まさかあたらないですよねこのイヤな予感??? 家に帰ってから巣穴を見上げてみたけれど、もちろん暗くて何もわかりませんでした・・ちょっと・・ちょっとハチミツを与えすぎてしまったかもしれないと後悔先にたたずの不安な一夜。


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