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【実験】クマバチはどちらのハチミツを選ぶ?? [クマバチ日記]

 こどものクマバチが外に出て来るのを待っている、といっても気になるのは中で食料がじゅうぶんあるのだろうか・ということです。親バチが個室の中に準備するのは、卵からかえった幼虫がさなぎになるまでの分で、7月に羽化した新成虫(こども)はこのまま越冬して来年まで巣で過ごす・・と書いてあったのですが、その間に親バチがこどもにツバメのようにエサを運ぶのかどうか、それともこども達も外に飛んでいって花のミツを吸ったりするのかどうか・・ということがわからないのです。

 今捕獲している2匹はじゅうぶん飛べるようなのでこのまま遠くに放してこようと思っているのですが、先日巣穴に戻した一匹はまだ羽がかなり未発達でした。ビニル袋のワナを仕掛けているので、籠城状態の巣の中でエサがないため成長できなかったら、そのまま中で死んでしまうのでしょうか。この先の計画はまだ決まっていませんが、とりあえずハチはハチミツをエサにできるのかどうか、捕獲した2匹に実験してみることにしました。2匹のうち1匹は、ハチミツを食べることがわかっています。


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 家に2種類のハチミツがあったので、クマバチはどちらが好みなのかみてみます。用意したのは左写真「サクラ印のハチミツ」・・ひとつひとつ小さく分かれていて使いやすいです・・と、隣にあるのはドイツのおみやげにもらったちょっと高そうなハチミツで「WALD-HONIG」と書いてあります。これをポリ皿に少しとって・・


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 おなかが空いているだろうと思い、昨日ハチミツを口にしなかったA-2(命名:Aの梁で2番目に捕獲)を先に試してみました。A-2は囲いの中で飛び回るばかりで、ハチミツの存在にさえ気づくようではありません。何度かひっくり返ってしまい・その際にハチミツに触れているのにまったく見向きもしません。囲いから外にでることしか望んでいないようだったので、根負けしてキレイにした瓶の中に戻してやりますとはじめて落ち着きました。ふう。


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 A-2では実験にならなかったので、次に昨日もハチミツを食べたE-1に交替します。囲いの中に入れてやりますとしばらくは落ち着きがありませんでしたが、ハチミツを認識した瞬間・・!
 またチューチューと吸い出しました。近くで見ると、右の赤丸内のようにストローみたいな長い口をのばして吸っているようです。今まで木を囓る時に見えていた歯のようなものとはちがうみたいです。
 そしてE-1が選んだのは・・安価なサクラ印の方でした! 原材料には「中国・アルゼンチン・他の国」と書いてあるので国産ではないようですが、けっきょく最後までドイツのハチミツには見向きもしませんでした。

 その後もう一度A-2で試しましたがやはりダメで、一晩そのままにしておこうかと思ったのに・羽音を猫のるりが敏感に察知して・夜の間に何か惨劇が起きてもいけないのでまた瓶に戻しました。ほんとは少しでも食べて体力をつけてもらってから放しに行こうと思っていたのですが。。


クマバチE-1がハチミツを吸う瞬間を、今日は動画にも撮りましたので、よろしかったらご覧ください。

クマバチはサクラ印のハチミツが好き☆ posted by (C)R工房
 ここにはアップしませんが、この後「食後の口のまわりをキレイにするクマバチ」のムービーもあります。


 今日の実験でR工房がわかったことは、クマバチにもハチミツを選ぶ嗜好性があることと、また同じ捕獲された身でありながら「食欲を示す・示さない」の個体差があるということです・・ただ単にE-1が神経が図太く・食いしん坊で、A-2が神経質でおびえやすい・・といった性格差かどうかはわかりませんが・・もしかして血液型でも違うのかしら。それにしてもハチミツをビニル袋に入れておびき出す、といった作戦が成功するのかどうかは・ちょっと今日の実験では判別しかねますねぇ。。

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熱い暑い戦い [クマバチ日記]

 「完訳 ファーブル昆虫記 第2巻 下」の「13 キイチゴに住むミツバツツハナバチ 〜奥からの脱出の順序」を読みました。小さい頃から動物が好きで「シートン動物記」は全巻読んでいたものの、昆虫の方はたしか国語の教科書にのっていた「フンコロガシ」の話を読んだきりです。なので、ほぼ初めて読む昆虫記・・まぁ、驚きました。

 このるりブログを借りて書いている自分のクマバチ文のくどさにいいかげん自分でも辟易としていたところですが、あのファーブル先生の実験ときたら・・どおしてそこまで、としか言えないほどのくどい徹底した検証・・今なお全世界の人々に読み継がれるはずです。でもR工房の方は、これからはもう少しはしょっていきたいと思います・・またるりに怒られちゃいますから。

20100708120612.jpg というワケで、今日の詳しい進捗にもし興味のある方がいらっしゃいましたら R工房Twitterの方へどうぞ・・今日の目玉話(笑)は、捕獲したうちの1匹が試しに与えてみた人間用のハチミツをガツガツと食べた! (→)ことと、結局先日の図の梁A〜Eの5本すべてに羽化した成虫を確認したというスクープでしょうか・・AとEの梁から1匹ずつ計2匹捕獲しています。2匹とも瓶の中で羽ばたいていますので、ちゃんと飛ぶことができそうです・・よかった。


 せっかく昆虫記や永井様や他の方々のサイトで勉強してきたのだからと、自分も図を描いてみました。

【クマバチの巣のある梁の中 想像図】
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 このように卵は産卵され、羽化した成虫は順番に境の壁を食い破っていくらしいです。ひとつの梁を一家族として、問題は親クマバチがいくつ卵を産んでいったかです。卵と部屋の数は同数になり、永井様のこの記事によりますと、なんと8室を確認されているそうで・・せめて3,4室でかんべんしてほしいと願うR工房なのですが・・5本の梁の状態を常に監視するというのは物忘れの激しい自分には思いの外タイヘンだったので、ひとつここはファーブル先生のようにシステマティック(大ゲサ)にすすめていくことにします。

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 ポイントは、さなぎの殻(写真左)です。これは巣穴の中にたまっていたオガクズと一緒にワナのビニル袋にかきだされたもので、完全に正確とはいえないまでも・梁ごとの個体数を推定することができます。今日の段階で(写真右)A-3,B-3(+1),C-1,D-0,E-5個の殻を回収しています。Bの(+1)は捨ててしまった数ですので、実際には4です。そして各梁の捕獲の状況などを、ちゃんとメモに残すことにしました。

 合計少なくとも13匹以上が孤児院に在籍していて、うち4匹は捕獲・・あまり外に出たがらない新成虫の待ち伏せは長引きそうな予感が・・もう新たに卵が産まれる可能性がないのだけを頼りに、まだまだ続くクマバチとの暑い戦いであります。

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困惑のクマバチ孤児院 [クマバチ日記]

 ・・すみません、今日も引き続きクマバチです。そして・もしよろしかったら本題に入ります前に、ご覧いただきたいページがあります。より詳しく今日のクマバチ日記についてご理解いただけます。

 第一次作戦の「おそるべし、クマバチ!! 」にコメントいただきました
 永井様から・本日ご案内いただきました。
 記事「クマバチの羽化成虫の脱出についての考察」 ←こちらから、どうぞ。

 もうひとつは、おとといご案内の、
「A Pretty Garden 小さな園芸館」様のサイトから「クマバチ(熊蜂)」の記事です。


20100707192445.jpg とくに永井様の記事につきましては、図による解説までいただきまして・ほんとうに感謝しております。R工房もすこしは勉強せねばと、やっと図書館で借りてきました「ファーブル昆虫記」・・午後に5ページほど関連の箇所を読み出し始めてなぜか途中で気を失い・・いや、興味深くおもしろいのですが、ちょっと疲れてたもので。。


20100706210528.jpg20100707100943.jpg さて今日は捕獲していた計3匹に新たにミズイロのマーキングをして(写真左)、直線距離で12kmのとある公園の花壇に放してきました。ほっとしたのは3匹が3匹ともまさに♪花から花へ〜♪と元気に飛び回りだしたことです(同右)。もし羽化したての新成虫で、うまく飛べなかったり自分でミツを吸えなかったらと心配だったので・・なんとかそこで暮らしてくれないかなぁ・・と願いました。短冊に書かないとだめでしょうか。


 ご承知のように、各梁に巣を作っていた親世代は、たぶんほとんどの数をR工房が捕獲して遠くに放してきてしまいました。まさかもう産卵もとっくの昔に済んでいて・羽化までしているとは夢にも思わなかったため、今各梁の中にいるのはきっと皆こども達だと思うのです。そのこども達が飛ぶことが可能なら、いずれお腹がすいて穴から出てきた時に捕獲し、今日の3匹のようにまた遠くに放してきて・・いつか巣がからっぽになった時にもう戻れないように殺ハチ剤を巣に注入しよう・・というのが今回出した結論でした。

 こども達だけとわかってみると、仕掛けたワナのビニル袋の中になかなか出てこないことや、掻き出すオガクズが止まったことも頷けます。巣穴の中にどれほどのエサが残っているか・残っていないかはわかりませんが、いずれ外に出てきた時に備えてビニル袋も取り払った方がいいかしら・・と検討していた矢先に・・

 梁Aのビニル袋に、一匹こどもが落ちているのを発見しました。親の時のように中で大騒ぎにならなかったので気づくのが遅れたのです。大きさは今までの半分ほどなので、こどもに間違いありません・・そして(あぁなんてことでしょう)羽根がまだずいぶん未発達で、飛ぶのはもちろん・まだ羽ばたくこともできないようです。
20100707195001.jpg このまま瓶に入れていて、飛べるようになるまで捕獲しておくことができるかしら・・と悩みながら・夕食前に見てみるとたいへん! ぐったりしています(→)。たぶん巣穴から出て来るにはまだ幼く、穴から落ちてしまったのでしょう・・このままでは一晩もちそうにありません。そして・・しかたないので、巣穴に戻してやりました。穴のヘリにつかまらせてやりますと自分で奥に入っていきました。この梁Aには他の個体がいるのも確認しています。まだ兄弟たちと一緒の方がいいかも・・と思うのも人間の感傷にすぎませんが。。。


 ということで・せっかくの計画も、今巣穴に残されているこども達が自力で飛びエサを食べに行けるようになるまで、巣穴から出ないまま成長できるのかどうか、とても疑わしくなってきてしまいました。エサ・・人間用のハチミツでも興味を示すのでしょうか・・突如出現してしまった「クマバチ孤児院」の下で途方にくれています。



【今日は七夕・シエラの日】
クマバチに押されていますが、忘れてはいません、今日は前の犬シエラが亡くなって6年になります。七夕の日、今年は例年より多少すごしやすかったでしょうか・あの日もとても暑い日でしたが・・。

晩秋に産まれた子だったので、最初の冬はまだ毛がはえそろってなくて寒がりでした。どうぞ写真を見てやってください。
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こいぬの頃のシエラ。犬用ヒーターの上でZZZ。



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クマバチ百聞は一見にしかず [クマバチ日記]

 昨日は動揺したままの長文になってしまいお見苦しく申し訳ありませんでした。本日は写真を交えて、もう少し整理してみたいと思います。

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 最後(と思われた)あのピンク・クマバチを放した後、それでも毎日巣穴まわりの点検は欠かさずしていました。5日の朝・・たしかにあの聞き間違えようのない「カジカジ」音が聞こえ、「どこだっ!」と探してみますと、(昨日の図の)Eが怪しいです。詰めていた綿を取り出してみますと、写真の矢印先のように真新しいオガクズがついていたので「中に居る」と確信し、のビニル袋ワナを仕掛けます。少しでも花粉のニオイにつられないかと、ヒメジョオンが切って入れてあります。


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 ワナを仕掛けた直後から、袋の中に穴からオガクズがパラパラと落ちてきます。穴の口からクマバチが一生懸命オガクズを掻き出しているのが見えました。30分ほどで写真ほどになりました。今まで穴を塞いでいたので、その間巣穴の中にオガクズがたまっていたのがガマンならなかったのでしょう。R工房とはちがって、とてもキレイ好きなハチなのです。
 そして穴の中を横切る姿で少なくとも二匹いるのを確認しました・・しかし、いつものようになかなかビニル袋の中に降りてきません。すこし時間をおくことにします。


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 他の穴は大丈夫かしら、と耳をすませてみますと・・おおなんてこったい、Aの梁付近から「カジカジ」音がしてきます。それも写真の、2箇所に綿をつめたその上・矢印先に今まさに開けられんとしている小さい穴を発見しました。がその拡大写真です。ときおりハチの触覚が見え隠れしますので間違いありません。
 するとその後ろ側梁Bからも音が聞こえてきました。見るとやはりの矢印先に小さい穴が広がろうとしています。もこれ以上大きくなってはいけないのでガムテープでふさぎ、近くの綿を抜いてこちらにもワナを仕掛けました。


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 その後梁Cにも音を確認し、ワナを仕掛けた場所は4箇所になりました。どのビニル袋にもオガクズがたまるばかりなので、ちょっとその内容を見てみますと、なんとオガクズの中に「さなぎの殻にしか見えない物体」があります・・Aの袋には3つも入っていました・・そしての写真、おわかりいただけますでしょうか、オガクズの中のこげ茶の線のような物体・・R工房にはこれは「幼虫のフン」にしか見えませんでした。。。そして「羽化した成虫のいる可能性」疑惑(まだこの時は認めたくなかったため)がどんどん大きくなっていったのです。


・・そして結局Bの梁の穴から出てきた2匹を昨日に、また今日のお昼に新たに外から飛んできた一匹を捕獲しました。これは親なのか・またぜんぜん関係ないところから飛んできたのかわかりませんが、マーキングはしてありませんでした。昨日の二匹より大きい気がします・・Aの梁付近をうろうろしていたのです。

 今日一日はこれからのクマバチ処遇について深く考えました(R工房Twitterも静かでした)・・その新たな方向性につきましては、また次回に・・猫(るり)が好きで、虫がニガテな方にはほんとうに申し訳ありません・・もうすこしお付き合いください・・・(実はR工房自身がいちばん解放されたがっております:涙)。

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第二次クマバチ捕獲作戦 (長文にてご注意) [クマバチ日記]

・・またしてものショックと混乱で、今日は文章をまとめることができませんでしたので、かわりに今回の第二次クマバチ捕獲作戦の模様を、R工房Twitter の方から再放送させていただきます。上から時間順になっています。そしてわかりやすいように、穴の位置を新たに書き込んだ写真をのせておきます。AからGの記号は、それぞれ右からのタテの梁を示します。

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【AM9:00〜】
◇【再び】あの「カジカジ」の音と、痕跡を確認・・!!!! これからワナをしかけます・・・。。
◇慣れた手順でワナと空き瓶と網を準備・・今日ハシゴを家の中にしまおうと思ってたのに・・(泣)
◇本人じゃない、本虫を確認!!(E) すごいスピードでオガクズをかきだしています。
◇かなり前にふさいだ穴なので、その間に何部屋も掘っていたのでは・・・
◇マーキングした成虫か、それとも・・中で羽化した新成虫・・?
◇あぁ・・認めたくないけど自分はちょっと楽しくて、ちょっとうれしがってるな・・・困ったもんだ。。。
◇早く出てこーーーーい お腹すいてないのかな???
◇穴から動いてるクマバチが見えるんですけど・・なんかおかしい・・もしかして2匹いない???
◇天気がよくなってきたし、きっともうすぐミツを食べに行く時間だと思うのです

【AM10:00〜】
◇こおひいでも入れて待とう。。

【AM11:00〜】
◇コーヒーをゆっくり楽しむヒマもなく、新たに3個ワナ(ABC)を仕掛けました・・・・・最低でも4匹の成虫を確認しています。。。。。。
◇ひとつのビニル袋の中に、脱皮した抜け殻のようなのを発見!!!!!
◇でも最近脱皮したばかりのが、あんなりっぱな成虫になるのかしら・・・。
◇だれかクマバチの研究をしている人がいたら、すごく喜んで見てくれるでしょうに・・・。
◇空き瓶が足りるか心配になってきた・・・(ひと瓶に2匹?)
◇やばっ目が合った!(ひっこんでしまった・・) ほらほら外に出たいでしょー。
◇さっそく【号外】を見ていただいた方・・・応援ほんとうにありがとうございます(うれし泣)
◇外に行きたそうに穴から頭を出していたり、後ろ足を丁寧にこすり合わせてオガクズをはらい落としているのがとてもかわいいvv
◇活発な2匹はかなり外に興味ありそう。でももし羽化したてだったらまだ飛んだことがないはずなので、ちょっとコワイのかな。ツバメと一緒かな・・。

【PM0:00〜】
◇ひっこんだままの2匹は捕まったことがあるのかも・・
◇やたっやっとまず一匹(B)get!!! どの穴のやつかちゃんと区別しとこう。
◇一匹目は、マーキングしておらず、羽もとてもきれいなので成虫になりたてなのかなぁ・・元気いっぱいでつややかです。これなら遠くに離せばちゃんと生きていけないかと期待。
◇さっきのは、B-1と命名。錯覚ならいいのだが、同じBの穴でまだカジカジの音が・・する気がする。。
◇さっきの穴には、またワナを仕掛ける。一個の穴に、いくつの卵を産卵するのでしょうか・・・???
◇会話「タイチョー、先発隊が戻ってきません!!」「うむ。外には得体の知れない敵がいるようだ。しばらく様子見だ。」「ラジャー!」
◇今日中に決着がつかない、イヤな予感が。。。
◇特に気になるのは、Aの穴に仕掛けたビニル袋の中に、脱皮の抜け殻のようなのが3個確認できることです・・オガクズと一緒に外に落ちてきた。

【PM1:00〜】
◇新しいBの穴の袋に、抜け殻がひとつおちてきた・・あのエイリアンの幼生を思い出します・・こわいよー!! そういえば今私もタンクトップ姿。映画、たしかⅢまでしか見てない。
◇なんか一斉に静かになりました。昼食・・・? まだ中に食料(花粉ダンゴ)はあるのでしょうか・・こちらもお昼にしよ。
◇昼寝中かも・・せっかく天気も良いのに。
◇静かにしてるかと思ったら、Bの袋に抜け殻がもう2個増えていた・・ちゃんと活動中。

【PM2:00〜】
A,B穴でカジカジ音はじまる。親なのか子なのかやっぱり不明・・。
Aのハチは、かなり外に興味ある様子。穴のヘリをカジカジしています。。

◇やたっ、本日2匹目をget!! さっきと同じBの穴から、B-2と命名。マーキング後なし、ちょっと小柄で羽も胴もキレイな個体。
◇う・・・ん、まだBの穴の中でカジ音が・・も一回ワナを仕掛けましょう。。
◇簡単にしているようですが、巣穴は地上3メートルの高さです。ハシゴに登ってけっこうコワイのです。
◇なぜずっと見張っていないといけないかといいますと、すぐ近くに別の穴を開けて出て行ってしまうといけないからです。こちらの想像以上に速いスピードで新しい穴を開けます。

【PM4:00〜】
◇うー暑い午後に膠着状態が続き・・今日は負けそう。。

【PM5:00〜】
◇5時をすぎたから今日はもう動かないでしょう・・・また明日・・・は、雨っていってたっけ、長い戦いになりそうです。。。
◇「巣立ち」の時期にいっせいに出てくるのかも。一本の中に何匹いるのでしょうか・・?(ああおそろしや・・)

【PM7:00〜】
その後の勉強(注)で、今日の2匹は、親子か兄弟か・すくなくとも血縁関係があるらしいとわかり、それならとひとつの瓶に入れてあげました・・・が、深まる苦悩。


・・・以上です。捕捉として、(注)の部分、今回は、

山内 博美様の「都市のスズメバチ」のサイトから、「クマバチの生態」の記事、

「A Pretty Garden 小さな園芸館」様のサイトから、「クマバチ(熊蜂)」の記事、

・・を参考にさせていただきました。その結果R工房が目を背けずに立ち向かわなくてはいけなくなった真実・・今日の2匹のうち、少なくとも1匹は 新しく羽化した成虫 であるということです。

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ああ、もう、いったいどうしたら・・again。(オチなし)



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号外: 悪夢ふたたび・・ [クマバチ日記]

 まるで映画の「エイリアン」のようです。さきほど「カジカジ」音を確認、ワナを仕掛けたらビニル袋の中に盛大に(たまっていた?)オガクズをかきだしています。今日は朝から工房の作業場に行くはずだったのに、また台所にかんづめになってしまいました・・・。。。

実況は、R工房 Twitter で。

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本能に完敗 [クマバチ日記]

 巣に戻ってきてしまうクマバチにつきましていろいろ調べる中で、あのファーブルの昆虫記に「ハチの帰巣本能」がのっているらしいとわかり・でもこのクマバチ騒動の渦中にありながらなかなか図書館に行ったり読書をしている余裕もないので、こちらの雪風様ファーブルの記事 がたいへん参考になりました。

 ファーブルの「ハチの帰巣本能」を調べる実験から、生物の持つ「本能」を考察されています。その記事を読んで、自分がクマバチに対してしたことのほんとうの意味を悟り、深く落ち込みました。人間の勝手な解釈・感傷でしかないことがよくわかったからです。

【R工房的解釈の流れ】
20100616144539.jpgクマバチには何の恨みもないが、家が囓られるのは困る。
     ↓
とにかく成虫を捕まえて、どこかに移住してもらおう。
(幼虫・卵があったらかわいそうだけど)
     ↓
(場所を選ぶにあたって)
・街中ではまた別の家が被害にあってはいけない。
・自然の中で、できるだけ花の多そうなところを探そう。
 できれば好物の藤・ツツジが咲いているところ・・
     ↓
さぁ、ぜったいここの方が良いトコロだから、
みんなしあわせに暮らすのよ〜。


・・とまあ、こんな思考だったのです。ところがハチの「本能」の前にはこんなことはとんだ茶番とでもいいましょうか、いかにもエセ人道的な仕業だったらしいのです。。

【ハチの本能による行動】
さぁ、早くちゃっちゃと巣を作って、卵を産んで幼虫のための花粉ダンゴを作らなきゃ。
     ↓
ひぇ〜捕まっちゃったっ!!
     ↓
何だか知らないトコロに来ちゃった、早く巣に戻らなければ!!


・・とクマバチの頭にはそれしかないのです。R工房が「自分ならこうするかも」と考えた、

「おお、ここの方がツツジの花もいっぱい咲いているし、いいトコロだぞ。」
「木もいっぱい生えているし、今度はどこに巣を作ろうかしら」


20100625112603.jpg・・なんて発想は、クマバチにはないのです。彼らにとってはこの家のトタンの梁に開けた穴・それだけが「巣」であるので、当然そこに戻る行動しかインプットされていないのです。たまたま今のところ無事に巣に帰り着いたのが一匹であるとはいえ、そこかしこに放した全匹が残らず「巣」に戻るべく飛行を開始したのにちがいありません。そこから得る結論は、


捕まえて巣から遠く離した=体の良い殺虫行為であった、ということなのです。


 1・2回目に放した8kmの地点からはかなりの数が帰還して、次に少し遠くなり途中で息絶えてしまい、今回帰ってきたピンクのクマバチは去年産まれた若いハチだったのかもしれません、運良くたどり着いたのは一匹だったということなのでしょう。weblio「クマバチ」によると、

成虫は数年の寿命があり、毎年同じ巣を繰り返し使うようです  とか、

一度巣を造った場所には毎年巣を造る傾向がありますから

というクマバチなので、もともとR工房とおりあえる条件というのはあり得なかったのでした。自分がクマバチにとってHAPPYを望むなら、この木材はあきらめなさい、だったのです。


20100625121248.jpg あぁ、でもそこまでわかっていても、今日自分がしたことは、このピンク・クマバチに今度はキイロのマーキングをして、またしても19km離れた奈良の橿原神宮まで車で走って、さすがにもうツツジは終わってどこにもなくて、いつの間にか咲き出したクチナシの花を見つけてそこでまた放してきたのです。
 weblioの解説によると、どうやらメスのようだったのです。「実家でお産をしたい気持ちはイタイほどわかるけれど、ここはまだ若いのだから新しいハチ生を探して強く生きるんだよ」などとまだ性懲りもなく語りかけてしまったR工房でした。。


 皆さま、この長いクマバチ騒動にお付き合いいただいてどうもありがとうございました。この後また新展開がないともかぎりませんが、それはまた折々のご報告として、るりのトコロに戻りたいと思います・・クマバチもけっこうかわいくなってきていたけれど、やはりペットとしての伴侶は・・甘えてくれるのがいちばん・・ですよね。。



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匠の教えに学ぶ [クマバチ日記]

 昨日の衝撃から一夜、ハチについて詳しい方から教えていただいたり・検索で調べるなどして新たにいろいろ理解したことがあって、それから得た結論について自己嫌悪に陥ったりもの思うことなどが数多くあり・・今日はどこまで書けるかわかりませんが、とりあえず始めてみます。。


 戻ってきたピンク・クマバチを捕まえた時のことはよく覚えていて、R工房Twitterに記録が残っています。21日(月)のことです。
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20100621140724.jpg 左写真Aの穴は、何日か忘れましたが中から出てきたハチを捕らえた後に綿をつめておいたのです。ところが20日になって新たにBの穴が開けられているのを発見し・また中でカジカジの音がするのを確認したので、ワナを仕掛けたのでした。ワナといっても簡単で、ビニル袋に庭のユリの花部分を入れ・ニオイでおびき出そうという作戦です。20100620161054.jpgビニル袋の端から外に出られぬようガムテープでしっかり固定します。そして・・しばらくたってクマバチが穴から外に出てくると、ビニル袋の中であわてふためく派手な音がするのでわかるのです。後は簡単、袋の口が開かぬようギュッとしぼってテープを取り外し・家の中で空き瓶に移します。
 このハチは通算14匹目で、とても元気のよい・若い個体だなーっと印象に残っていたのでした。



 話はちょっとかわりますが、この時までにR工房は「クマバチは害虫である」と記してあるサイトを見つけておりました。weblio「クマバチ」です。害虫のカテゴリはR工房宅の場合は「建材害虫」に該当するようです。被害例を引用します。

・・木材や竹材に穴を開けて営巣するため、家屋の壁板や垂木に穴を開けられる被害がしばしば起こる。 穴を開けられた木材は強度が低下し、雨等で腐食を早める。

と、まさにこのようなことが起こっているわけです。そして下に引用した文章は、17日の「おそるべし、クマバチ!!」の記事の中でクマバチの巣の中の写真の記事にリンクさせていただきました永井様のコメントの一部です。

(前略)・・それと、もう一つ気になるのは、被害にあっている木材の材質です。YouTubeを見ると縦に筋が入っているのですが、これは木目なのか、集成材の接着面なのか判然としませんが、まったく平行に入っているのでこれは集成材なのかなと思っています。そして、ひょっとするとホワイトウッドの集成材なのかなと。

クマバチの穿孔被害というのは、余り聞くことがありません。ひょっとすると、外材、とくにホワイトウッドの柔らかさや材質がクマバチが気に入ってしまったのだろうかとか思っています。しかし、これがスギやヒノキの木材であれば、驚くべき事実ということになります。そのあたりも大変に興味のあるところです。

 また、昨日の記事でマーキングの参考にさせていただきました「社会性のハチの観察1」を執筆された高橋様からもお返事をいただきまして、お二人へのお礼(?)も兼ねますのが下の写真です。

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 しろうとの見方ではありますが、主に被害を受けている木材は古い家屋に継ぎ足した・家よりはかなり年代の新しいもので(詳しい事情は借家なのでわからないのです)、いかにも安価な外材であるかのような印象を受けます。軽くて柔らかいものであろうことは疑いがなく、ところどころに節が見られます。家屋の方は古いけれどとても固い木材が使ってあり、「クマバチが掘り始めたが途中であきらめた」と一見してわかる穴が多いです。こちらで参考になりますでしょうか。

 このハチの生態にとても詳しいお二方にご教授いただきました内容に、R工房はあらためて深く考えることになりました。しかしいちばん決定的だったのはこの記事です・・と今日も長くなったのでまた次回へ・・(ご安心ください、もうすぐ終わります)。



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ピンクの悪夢 [クマバチ日記]

 さきほど夕方に起きた出来事があまりに衝撃的だったので、思わずまた号外など出してお騒がせして申し訳ありませんでした・・だいぶ気分は落ち着いてきたのですが、まだその事実を完全に受け止めきれないでおります。皆さまにもぜひ今後の対処を一緒にお考えいただきたく、お願いいたします。

[がく~(落胆した顔)]

 さて昨夜のつづき、R工房の取り組みとは「もっと早くにそうしておけばよかった・・」マーキングであります。個体識別のために印をつけるのですが、しろうとのR工房にはそれに使うペンあるいは塗料の質さえわかりません。油性のモノはハチの身体に悪そうだし、水性だと雨に濡れたり時間がたつと落ちてしまうかも。つけ方もわからないので、検索でいろいろ探ってみましたところ、お手本に良いページが見つかりました。

 高橋秀徳さん(匿名ではなかったので)によります、社会性のハチの観察1 という記事です。

 種類は違うのですが、ハチにマーキングする様子が細かく書かれていてとても参考になりました。そして逃がしに行く4匹(21日get分)に印をつけていきます。

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準備したものは、厚地の布・ハサミ・輪ゴム・UNIのポスカというポスターカラーマーカーです。これは水性ですが乾くと耐水性となり発色が良いので選びました。
布の真ん中にペンが通る穴をハサミで開けます。ペンのキャップを取ります。
ペンを通したままハチの瓶の口にかぶせ、輪ゴムで固定します。
クマバチはおとなしくしていたので、背中部分に白い印を容易につけることができました。

 でもそれほどベッタリと塗ることはできなかったので、あまり目立ちません。そこでもう一色ピンクを付け足しました。

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このように、なりました。


 そしてこの「世界にただ4匹だけ」のピンク・クマバチを、昨夜14km離れたところで逃がしてきました。
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元気に、暮らすのよ〜。


 一夜明けて、今日のことです。昼過ぎに綿でふさいだ穴のところにクマバチが一匹近寄っていたのに気がついたのに、逃がしてしまいました。あぁ・・今日もまた張り込みかぁ・・と、わざと捕まえやすいように穴の綿をひとつとってみたりと工夫しながら・夕方になり・・例の音がして、他の穴の近くで一匹捕まえました。慣れた手つきで瓶に移し、さてさてと見てみますと・・・


!!!なんとなんとピンクのクマバチがっ!!!

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もう・・いったい・・どうしたら・・???



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号外:クマバチ衝撃の事実! [クマバチ日記]

夜の記事をお楽しみに・・。

R工房Twitter で、先行配信中。。。



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